第一回北アルプス国際芸術祭

以前茨城県で行われていたKenpokuという芸術祭がとてもよかったので、

今回長野県は大町市で第一回目として開催される北アルプス芸術祭にも行ってみることに。

あらかじめ長野出身の友達や、よく長野の白馬に仕事で滞在しているという、

ワイン業界に精通するオーストラリア人の知人からオススメのスポットを聞いていたので、そちらも含めての観光となりました。

逆も然りですが、面白いことに最近は外国人の友達に日本のオススメを聞くことが増えてきました。

 

向かう先は松本から電車か車で1時間くらいの信濃大町。

せっかくなので松本駅で降りて、友達にオススメしてもらった焼き鳥屋さんで早めの晩御飯を食べることに。

想像をはるかに超える美味しい焼き鳥をじっくり味わう間もなくさくっと済ませ、電車でおよそ1時間程の信濃大町駅へ向かいました。

21時頃に到着し、駅周辺にはコンビニもなく数件あるお店は全て閉まっていました。

都会で生活する自分にとって、たまにこうして田舎町に来れる機会はとても貴重です。

駅には、airbnbを利用して今回宿泊させて頂く老夫婦宅の、元ツアータクシー運転手というお父さんが車で迎えに来てくれて、

自分達で何も調べる必要がないくらい大町についてお話ししてくださいました。

お家に向かう途中に水やお菓子を買うためにコンビニに寄っていただいた時に、

今まで知らなかった長野県名物の”おやき”を発見し、地元で作られたもののようだったので試してみることに。

豚まんの中身が野菜になったようなものです。

 

 

?野沢菜が人気のようで、そのあと毎日食べちゃうほど自分的に大ヒットになりました。

 

家に到着してから、こんなに水が綺麗な町でペットボトルの水なんて買う必要はなかった、と気づき、

そういえばコンビニで売られているお水の種類がかなり少なかったことを思い出しました。

 

次の日起床して、お母さんに作って頂いた朝ごはんをありがたく頂いてから、

夜中に遅れて到着した友達の車で、芸術祭のチケットを購入できるインフォメーションセンターへ。

 

 

昨晩到着した時は暗くて気づかなかったけど、朝起きて外に出て見ると、

まだ雪の残る北アルプス山脈、深呼吸したくなるような澄んだ空気、

透き通る溝の水にテンションが上がり、もうそれだけで大町に来た甲斐があったと満足。

 

あらかじめ調べておいた丘の上にある美麻カフェに行き(そのカフェもとても素敵でした)、

どのようにして見て周るか作戦会議をたて、そこから一番近かった木崎湖エリアへ。

いくつかのアート作品を見ながらブラブラと木崎湖周辺を散歩してて気づいたのは、町にはもう誰も住んでいないような廃墟がちらほら。

作品にも廃墟や廃材を利用されたものが多いようでした。

 

 

作品の説明はwebに掲載されていましたが、その場では特に説明されていないのでできる範囲で成り立ちを想像してみんなで楽しみました。

 

目の前には、木崎湖と壮大な北アルプス山脈の眺め。

時間があったらボートにでも乗りたいなぁ、と思いつつ相変わらず時間が限られてるので先を急ぐ。

次に鷹狩山展望台 へ。山の上から眺める北アルプス山脈の景色、素晴らしすぎる。

 

 

ここでずっとぼーっとこの景色を眺められる一日があったらいいなぁなんて思っていると、

まさにそんな想いを叶えてくれるような作品が。

 

 

丸い入り口から中に入ります。

 

 

向こう側に潜り抜けられます。

 

 

なんとも贅沢な景色、、こんな家があったら住みたい。

 

 

しかしこの建物は、使われてなかった古民家のような建物の骨組みをそのまま使い、楕円に白く塗装して作られていて、

床はまっすぐではなくボコボコしてて硬く、天井が低い部分や狭い通り道など不安定な要素がたくさんで、

目の前に広がる絶景とのコントラストはまるで大町そのものを表しているようでした。

 

森の中を進んでいくと、

 

 

作品がここにあるという目印の旗が見えて来ました。

 

 

こちらは台湾人のリー・クーチェの作品。

 

 

 

中に入っていけます。

 

 

 

 

鷹狩山で集めた木や枝で、台風や大爆風を表現したもの。

たまたま本人もそこにいて、土方の仕事をしているような風貌で、

まさに芸術作品を作る作業は、土方の作業と同じようなことなんだなぁと再認識させられました。

すぐ側に模型も展示されていました。

 

 

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