ジョージアで年越し2020

2019年から2020年にかけてどこで年越ししよう?

普段仕事で色んな国に行くけど、純粋な旅行はなかなか行く機会がないので、
年末年始は絶好のタイミング。

実家にいてもなにもすることないし、
年に何度も帰っているので、あえて航空券が高い時期にヨーロッパと日本を往復する必要もない。
東京でも何度も年越しをたけど、友達と飲んでいるかカウントダウンパーティーに行って、
朝になったら人混みの中神社に初詣という流れが定番だった。
新年やクリスマス、GWといった繁忙期に合わせなくていいなら避けるに越したことはない。

昨年は年越しをモロッコでしたのが調子よくて、今年もどこか旅行にでかけたかった。
できれば1月1日にお正月がない国へ。
インドや中東界隈に行きたいな〜と思いつつ、
一緒に行く仲間がつかまらなかったので、すでに友達がたくさんいるジョージアで年越しをすることに。
今回の滞在は3度目で、毎回行く度に1、2ヶ月滞在してるんだけど、
そういえば冬やお正月のジョージアにはまだ行ったことがなかった。
現地で友達も増えてきたので、この機会に滞在してみることに。

 

ティビリシの街の装飾は12月頃からクリスマスモード。

 

 

ジョージアのクリスマスは1月7日で、プレゼントはニューイヤーイヴに渡すのが定番らしく、
お正月は1月1日と、14日にもオールドニューイヤーという日があって、
とにかく1月になってからは何かにつけてお祝いやパーティーが行われている。
お正月に作られる料理やお菓子もあって、
みんな家に親戚や友人を招いてホームパーティーも頻繁に行われているようだった。
ジョージアのスーパーでも売ってる
ゴジナキという、
何度も火を入れた蜂蜜でナッツをかためたお菓子があるんだけど、
友人の母が作ったものをもらって食べたのがめちゃくちゃおいしくて。
しかもジョージアのアンバーワインとの相性も良い。
蜂蜜とナッツなので食べ過ぎたところで罪悪感もない。

 

 


年末にはジョージア人の友人のホームパーティーにお邪魔させてもらって、
その時はお手伝いさんが料理を作って、ワインはホームメードのもの。
多くのジョージア人は今でもホームメードでワインを作っているみたいだ。


ジョージア人は乾杯の儀式を会合中に何度かするんだけど、
大抵の場合、招待した人が”タマダ”と言って、乾杯の音頭をとり感謝の言葉を言うんだけど、
例えば、”今日ここにいるみんなにありがとう”
とか、
”ジョージアにありがとう”と言ってそのあとその理由を1分くらいにわたって延べ、
みんなで乾杯、そして一人ずつと乾杯という感じに、
そのホームパーティーでは30分に一度くらいのペースで行われていた。
もちろんあまりやらない人もいるし、
中にはジョージアの伝統、ポリフォニーを歌う人たちもいたりで色々なんだけど、
なんというか、すごいピュアだなぁって。


そういう感謝の言葉を目の前にいる人たちに向けて素直に言うって、なかなかできないというか。
こういう文化の元で育ってきたから、ジョージアの人たちは素朴で素直でハッピーなのかなって。
頭で考えるより欲にしたがって忠実に生きる姿勢は、
どちらかというとイタリアやスペインに近いかもしれない。


北欧とかと比べると、社会保障や環境、
もっといえば建物とかインテリアとか正反対かもしれない。
もちろん時代背景からして全然違うから、比べることはナンセンスなんだけど。
なんだけど、すごい精神的な豊かさを感じる。これこそリアルヒュッゲじゃない?って思ったり笑
でもそれは外から来た人からしたらそうかもしれないけど、
実際にずっとジョージアで生まれ育った人はどうかはまた別の問題。
格差もすごいあるし、特別な仕事でない場合の平均月給は4万くらいらしいし。
とはいえ、だからといって幸せか不幸かのジャッジはできない。
いや、きっと彼らにとって今は良い時代なのかもしれない。

これはおよそ30年ほど前、ちょうどソビエトから独立した頃の首都ティビリシの様子なんだけど、


https://www.radiotavisupleba.ge/a/30340322.html?fbclid=IwAR24Z_U6eBlnTmXWEYKnMJjD_MAb4JXFSuEwgCUe-PnHpp-oNZZ9HgY3AHY

 

外に出るのも危険、食糧もろくに買えなくて、国からパンを配給されるチケットをもらうとか、
今では考えられない。その時から考えたら今は良い時代なんだと思う。
楽しむ余裕や国外へ出るチャンス、未来への期待などもあって。

 

こないだ別のブログで書いたけど、
ジョージアのドキュメンタリーで”The Trader (邦題:物々交換)”というのがあって、
マーケットでじゃがいもを売っているおっちゃんが、
様々な中古品を農家とじゃがいもと交換して仕入れているという話なんだけど、
そういう物々交換の文化も根付いているようだ。


日本でも、”
お土産いただいたから返さないと”というのがあるけど、
それのもうちょっと生活に根付いていて実用的な感じ。
知り合いでないと、または誰から買えばいいか知ってないと得られないものもたくさんある。
その一つに、ジョージアンサラダに使われるカヘティアンオイルはスーパーでは買えない。
マーケットや街の八百屋に行けば見つかるが、なにせコカコーラなどの普通のペットボトルに入っているので汚く見えるし、
どれが本当においしいやつかは匂いなどを知っていないと選びきれない。
その点、知り合いがいればカヘティ地方の一番おいしいオイルをわけてもらえるわけだ。
お金は払いたくてもほぼ受け取ってもらえない。
お金がなくてもおごってしまうような彼らは本当に憎めない。


コペンや北ヨーロッパの方での生活に慣れてる自分は、
きっちり割り勘、きっちり役割分担をする文化に馴染んでいるので、
最初は戸惑ったけど、慣れてくるとお金の問題でもなくなってきて、
人間らしさであり一つの文化、道徳ととらえられるようになり、
これはこれで心地良い〜!って。なっています。笑
そもそも自分も人になにかしたりあげたりするのが好きで、
それを半分半分にするのってむしろ考えすぎだったりとかして、
半分ってなに?って、それもよくわからなくなってたから、
こっちも尽くして、みんなも尽くしてくれる関係は、なんか人間味がある。
家族や友達は絶対的な存在というかんじで、まとまって助け合って生きている感がすごいある。

 

12月31日夜の11時頃から、打ち上げ花火の音が止まなかった。
特に12時になる頃はなにごとかとおもうほど、
外にでたくないほどそこらじゅうで打ち上げ花火が打ちあがっていた。
ジョージアは色んな意味で無法地帯、まだ色んなことのルールが設けられてないんだけど、
この時期打ち上げ花火がそのへんのコンビニやスーパーで売られていて、
誰でも打ち上げて良いことになっている。
普通に家の窓から打ち上げている人がいておもしろかった。
それによって怪我をする人や指を無くす人もたくさんいるみたい。笑
日本だったらそんなことがあったらすぐ禁止になる。
ジョージアでも禁止になる前に、気をつけながら打ち上げてみたい。笑 

 

 

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