日本が誇る建築家、三分一博志さんのエキシビション
コペンハーゲンに来てそろそろ一ヶ月が経ちます。
家探しが大変なことで有名らしいのですが、
そのことを最初に知らずいつものごとく、なんとかなるだろう、と思って相変わらずの無防備で来ました。
いつもどこの国に行く時も、友達がその国にいる誰かを紹介してくれるのですが、
コペンハーゲンは近い知り合いがなかなか見つからず。。
コペンハーゲンはとても小さい街で、家は基本的に売買しかなく、全て個人の持ち物。
賃貸という概念がないので、個人から借りることになる。
そのため、知り合いが優先されがちになる。
そして、9月から学生の新学期が始まるということで、7月頃から家探しの争奪戦が始まる。
あらゆるwebサイトや、fbのコミュニティーページをくまなくチェックしているが、
空いてる部屋の数が少ない上に、一つの部屋に対して、数十人から100人くらい問い合わせがくるようで、
受け入れる側に選ぶ権利があり、面接に近いようなことをされる。苦笑
モデルの仕事での日々のオーディションとは違って、見た目や芸でジャッジされるわけではなく、
多くの質問は、なぜコペンハーゲンにいるか、今までの人生の経緯、専門分野について、仕事以外での時間の過ごし方などです。
その話がメイクセンスでナイスで尚且つフラットメートになる人と内容がマッチしなければいけないわけです。
そして私としてもフラットメートとの相性は大事で、お互いに30分くらい座って話します。
今まで海外に来て家探しに苦戦したことがなかったので、すごいストレスフルでした。
コペンに住んでない他のヨーロッパにいる友達にまで、助けて!!>< と言って家探しをすること一ヶ月くらい経って、
ようやく快適なお部屋が見つかって、やはりこちらで紹介して頂いた知り合いの方経由でした。
デンマーク人の知り合いに、家探しが泣けるほど大変だった話をすると、
1ヶ月で見つかるなんてラッキーだよ!普通半年くらいかかるから、、と言われました。。
とにかくどうやらラッキーだったということで、家が見つかりすっかり気持ちが切り替わり余裕が出てきたころで、
The Cisternsという美術館で日本人建築家、三分一博志さんのインスタレーションが行われてるということで早速行ってみることに。
以前瀬戸内の直島に行って以来、建築×アート×自然の組み合わせの虜になってしまい、
三分一博志さんは直島界隈にもいくつか建築を作っていて、そのうちの一つは私も大好きな犬島にある犬島精錬所美術館。
そんなわけでコペンハーゲンで彼の作品を見れるなんて嬉しすぎるわけです。
The cisternsはコペンハーゲンのフレデリクスベアというエリアにあるでっかい公園の敷地内にあり、
1859年頃に作られた元貯水槽が機能停止した後長年放置され、1996年頃からギャラリー等に活用され始めたそうです。
入り口は地上に出ており、そこから階段で地下に潜っていきます。
中に入ると、真っ暗で何も見えません。
暗いとこが苦手なので、人がいないことを確認して携帯のライトをつけたり消したりして前に進んでいきました。
歩いてる床の下には水が貯まったままになっています。
この薄気味悪い感じの洞窟感すごいワクワクします。
実際には真っ暗で何も見えないです。
どんどん歩いて行くと光が。
木で作られた橋。薄気味悪い中で木を見るとホットします。
この辺りも実際には真っ暗で何があるか見えないです。
ここに残る水は150年もの間、太陽と出会っていなかったそうで、
三分一さんはそれを実現させる為にこの窓を解放したそうです。
唯一この辺りだけ、外からの光が差し込み、少し明るさがあります。
素晴らしい空間でした。
2018年の2月2日まで展示されているそうです。
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