香港でデモ。
香港で大規模なデモが起きている。
理解を深めるためにこちらのドキュメンタリーを見た。
https://www.youtube.com/watch?v=7lN9_mQq2mQ
邦題: ジョシュア 大国に抗った少年
英題:Joshua: Teenager vs. Superpower
今行われているデモも、2014年に行われたデモも、要は香港が中国の支配下になってしまう恐れがあることへの抗議。
2014年に行われたデモは、香港政府が義務教育に中国に対する愛国心を育成するカリキュラムを導入しようとした時、
学生たちは、それは洗脳教育だと言って、授業をボイコットするなどの抗議活動が広まり、
当時14歳だった中学生の男の子、ジョシュアとその仲間を筆頭に民主化団体学民思潮を立ち上げ活動が始まった。
最初は全然人が集まらずだったところ、彼らは諦めずに地道に活動を続けていくうちに、
とんでもない規模になり、2ヶ月もぶっ通しでデモが続けられた時もあった。
最初は体当たりな感じで活動していくんだけど、失敗も多くて、その経験からどんどん学んで、戦う方法も進化していくんだよね。
それで今に至るで、今もまだ形を変えて活動をしてるんだけど。
これから香港と中国の関係がどうなっていくか、気になる。
ま、あんまりドキュメンタリーの内容を説明してしまったら見る意味なくなるから、
ほどほどにしておきますが、今香港が置かれている状況がすごくわかりやすかった。
そして立ち上がったのがまだ中学生くらいの学生たちというのが、なんとも言えない。
悲しくなってくる反面、愛国心というか、国のこと=自分たちのこと、に直結してる感覚って、
私たち日本人はどのくらいあるだろう?って考えさせられました。
多分ある種の愛国心はとてもあるんだろうけど、問題に対する危機管理が薄めなのかなぁって。
よく外国人の友人に、その状況でなんで声をあげないの?怒らないの?って不思議がられるけど、
なんとなく日本では、どんなにおかしなことがあっても、デモとか声をあげて抗議活動する人はちょっと白い目で見られるとか、
声をあげたって抗議活動したって、どうにもならない。っていう諦めが最初からあるのはどうしてなんでしょうね?
そのお人好しさがあるから平和な感じなんだろうけど、それはただの平和ボケだと思う。
今香港で問題になっている「逃亡犯条例」って、日本は全く関係ない訳でもなくて、
これがもし可決されたら、香港にいる外国人や旅行者にも適用されることになる。
しかも中国の司法制度の基準で裁かれるって、どれくらいのことが犯罪と捕らえられてしまうか、、。