バカすぎる旅の始まり、スポンテニアスなアリゾナロードトリップ
NYに滞在中、仲良し女子四人で、車でおよそ1ヶ月にわたってアリゾナロードトリップをすることに。
アメリカで育った人達は、だいぶ若い段階でそれを実行するみたいですが、
私達はNYに住んでる間に一度は行きたいね!と、その夢を実現させてきました。
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最初はNYからレンタカーをして、いろんなところに寄りながらLAまで行ってそこから飛行機で戻る予定だったのですが、
みんなの行きたいところをまとめていると、ほとんど西側に集約されているということで、
LAまで飛行機で行って、そこからレンタカーをしてアリゾナあたりをぐるりと回ってLAに戻るというプラン。
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出だしから飛行機に乗りそびれたり、、笑 大事なものを忘れて来たり。。苦笑
みんなすごい楽観的なので、そんな災難も笑い飛ばして好調?なスタート!
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しかしLAからいざレンタカーをして運転し始めるとなると、
みんなアメリカの都会で運転したことなくて怖気付き、最初はお願い!!と押し付け合い。
みんなアメリカの都会で運転したことなくて怖気付き、最初はお願い!!と押し付け合い。
とりあえず一番根性がある友達が運転し始めたが、後方やサイドの確認はみんなで手分けをするという笑
逆に危ない!ということで私が運転することに。そんな自分もペーパードライバー。
だけどそのロードトリップの後、LAに1ヶ月滞在する予定だったので、LAは車がないと生活できないため(Uberも安い)、
どのみちその期間中レンタカーをするつもりだったから、今のうちに練習しとかないと、、、てことで思い切ってバトンタッチ。
内心焦ってるけど涼しい顔をしてさらりとやれてる風で、なんとか運転開始できました(笑
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今回の旅は、絶対行きたいスポットを各々リストアップして、
毎日の行き先や宿は、前日に決めるくらいのスポンテニアスな旅にしてみました。
メンバーはみんな自由人で楽観的、決断力も早いので毎日快適なテンポで旅は進んで行きました。
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しかし初っ端から恒例のトラブル。。。なんか私の旅にはいつもギリギリセーフ?のトラブルが付いて来ます。。苦笑
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初日にできる限りのところまで行こう、とLAからアリゾナの方まで進んで来たところ、すでに車道は一本しかないエリア。
気づいたら車が立ち入るべきではない道の、舗装されてない砂漠ばりのオフロードになぜか車がそれてしまっていて、
地図上では道っぽいものがあるからそこを突っ切って、目的地までショートカット?だ〜!
なんて思いながらズンズン奥の方まで突っ走っちゃって、途中でタイヤが砂にハマった、、、
気づいたらまぁまぁ砂漠っぽい質感の上を走っていたんですね。笑 なんで途中で疑問に思わなかったか、、、。
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気が舞い上がっていたのか、ロードムービーなどの映画の世界で、
アメリカの田舎道を車が走るのと光景が似ていたので、なんの疑いもなく目の前の光景を受け入れてました。
アメリカの田舎道を車が走るのと光景が似ていたので、なんの疑いもなく目の前の光景を受け入れてました。
しかし完全に草原のようなオフロードを進んで来ていたようで、途中で砂漠の底なし沼みたいなところに、タイヤがハマってしまったわけです。
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季節は8月の真夏、外は40度くらい、湿気はないものの、40度って火傷するくらい暑い。
幸いにしてガソリンと水と果物だけはしっかりあった。
しかし、携帯の電波がかなり悪い。。幸いにしてみんな違うキャリアのSimだったのでまだよかったですが、
それにしてもとにかく電波が悪い。なんならgooglemap上で、うちらがいる場所がどこかわからないし、地名もない。。
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とにかく車のタイヤが砂にハマってしまったときに救出する方法を調べて、可能な限りのことは全部やってみた。
しかし全然ビクともしないどころか、タイヤはどんどん深くハマっていく。。涙
諦めて救助隊や警察を呼ぼうってなるも、アメリカのことだから後から多額なお金を請求されるよ!ってビビる。
とりあえずレンタカーやから警察にまで、電話をかけてみるがたらい回しにされる。
もうこの時点で何件電話しただろう?幸い英語が得意な友達が二人いたからよかったけど。。
みんな折り返すとか助けにいくって言ってるけど、
そうやって言われてからかれこれ、一時間、二時間、と時間だけがすぎていく。
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しかしみんなまじでやばいって思いながら手を動かしながらも、なんか楽しんでるし笑いが耐えない。
さすが、たくましいわみんな。こうやって大変な人生も乗り越えて行ってるんだろうなぁって。
しかもこういう困難な状況になって、みんなが選ぶ役割で人柄が出て面白い。
普段何もしないただ楽しんでるタイプの子が、ここではかなりひと肌脱いでひたすら電話をかけて救助を求めた。
一番年下の英語がペラペラで若いながらもしっかりしてる子は、割とこの状況に凹んでいた。
いつも中立に立って当たり障りなく場を和ませる子は、ここでも同じスタンスだった。
私はというと大変申し訳ないが、職業柄日焼けしちゃダメなので無駄には車の外には出れず、
最後本気でタイヤの救出活動をする時だけ5倍くらいの馬力を発揮させた。あと、様子をビデオに抑えたり。笑
最後本気でタイヤの救出活動をする時だけ5倍くらいの馬力を発揮させた。あと、様子をビデオに抑えたり。笑
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とりあえずそんな四人がいるからなんか安心だし、絶対どうにかなるって心強い。
最終的に、水と食料はあるし、日が暮れたら徒歩で道路まで戻る。。。?
ただオフロードを1時間は走ってしまったので、歩いて戻るにはまぁまぁな距離だ。
ただオフロードを1時間は走ってしまったので、歩いて戻るにはまぁまぁな距離だ。
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そうこうしているうちに二時間半くらいが経ち、
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上空にヘリコプターが??
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私達がいる上空の方へ近づいて来て、私達になんか言ってる!!!
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私達もその飛行機に向かってみんなで ” Heeeelp〜〜 !!! ” と叫ぶ。
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あちらも、”カリフォルニア警察だ〜、大丈夫か?これから助けにいくから〜!” と。
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もう映画の世界。笑
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しかしみんなどこかで、アメリカの警察とかなんだとかを良心的なものとして想像していなかったため、
本当に助けが来るとは信用しきれず、引き続きひたすらできることを各々がむしゃらに続ける。
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また1時間くらいして、そのヘリコプターが戻って来る。
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” We are still with you—!! ” と言って来る。
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うちらもだんだん、遊ばれてんのかな?って思って、そのヘリコプターに、中指を立てる笑
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もう暑さとその状況で、正常な判断がつかない感じに。笑
そんなこんなで四時間ほど経ったころ、、だんだん体力も精神面も限界に近づき、
もう多額なお金を払ってもいいから緊急救助隊を呼ぶかぁ〜と決断した頃、
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遂に2台の車で警察が助けに来てくれた。。涙
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もうそこもまた映画みたいでした笑
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しかも、みんなめっちゃめっちゃいい人達で、その時はいつにも増してヒーローに見えました!!笑
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疑ったり中指とか立ててごめんなさいm(_ _)m泣、って。
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その警察の車にぶっといチェーンをつけて、私たちの車に繋いで、引き出してくれました。感動の瞬間!
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”だれだ運転してたのは?” と言われて、ハッとしました笑
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乗ってるみんなも何も言わなかったけど、運転してる者として、なんの疑いもなくよくこの道走り抜けて来たなぁって。
警察の後に続き、通常道路まで戻って行く帰り道の車中もみんなで大笑い。
行きしなには気づかなかったけど、車がバスンバスン上下に揺れる。
まるでインディージョーンズかって思うくらい。これは確実に四駆向けの道。笑 ゾッとします笑
まるでインディージョーンズかって思うくらい。これは確実に四駆向けの道。笑 ゾッとします笑
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自分の人生で道なきところに道を作るのはいいけど、作っちゃダメなところに猪突猛進に進むべきではないと、教訓になりました。
若気の至りですね!バカ旅は若いうちに終わらせておいて間違いないです笑 本当にいい経験になりました!
もちろんこんなこと、経験しないのが一番なんですけどね笑
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みんな本当によくも悪くも楽観的で、どうにかなるっしょ精神が強く(実際どうにかしちゃうし)、
大変な状況の中でも誰も泣き言も言わず、黙々と自分の役割をこなし、何ならまだひたすら冗談とか言いながらもサバイブして、、。
心強く生命力の強い&楽しい友達とのバカすぎる旅の始まりでした。
そのおかげでその後からはみんなかなり注意深くなり、なんの事件も起こさずスムーズな旅になりました。
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旅の神様からのギフトだったのかもしれません。笑
アリゾナの写真はGallery にまとめてあります。
こちらは部分的にたまたま撮ってた事件の様子笑